第2日目 8月2日(月)           新札幌〜富良野〜美瑛
H22夏・きーさんの「北海道・東日本パスの旅」
    青森を22:46に発車した「急行はまなす」は津軽海峡を抜けて函館へ。函館で電気機関車からジーゼル機関車に変わる。函館から進行方向が逆になる。東室蘭の近くで目を覚ます。天気はよさそうです。
  新札幌で降車。旭川方面に行くには新札幌で降りて厚別まで歩いて乗り換えるのがベターとガイドブックに書いてある。札幌まで乗ってしまうと旭川行きの普通電車が発車してしまった後になります。
厚別で待ち伏せを掛けるそんな感じです。ところが「はまなす」は少し遅れたようです。車掌は定時運行と言っていたが私の時計では4分ほど遅れて着きました。
  新札幌から厚別駅まで歩いて15分、ダイヤ通りに運行されると19分ほど時間があるのですが遅れていたので、歩く事をあきらめタクシーを使う事に。初めての土地で無理な行動は事故になる、急がば回れです。タクシー の運転手に6:14旭川行きに間にあうかと聞いたが返事はなかった。だが、気を使ってくれたのか交差点もぎりぎりに通過して5分ぐらいで厚別駅に着いた。寡黙で親切な運転手さんでした。
  6:14発の函館本線旭川行き普通電車に乗り込みました。こんな早い時間でも通勤客と思われる人で座席は詰まっていました。
 
     この電車に乗って発見しました。天井に扇風機がついてぐるぐるとまわっていました。宮城ではもう見る事が出来ないものです。北海道はやっぱり涼しいからでしょうか。どんよりとした雲が遠くで田んぼと接しています。これが北海道の田んぼです。

  電車は岩見沢、美幌、砂川など経て滝川に着きました。ここで根室本線に乗りかえ富良野に行きます。新札幌〜厚別間で裏技を使ったため1時間半も早い列車で富良野に行く事が出来ました。

  滝川で8:05発の富良野行き「快速」に乗る。1輌編成の列車はの緑が迫るのどかな山あいの線路をジーゼルカー特有のエンジン音を響かせながら黙々と走ります。心地よいエンジンの音と振動がゆりかごで子守唄を聞く子供のように私は寝てしまいました。暫らく居眠りをしていたら富良野に着きました。
  富良野はカンカン照りです。 ひとまず観光案内所に入って市内観光マップをGet。
 富良野に滞在できる時間は、13:12の旭川行きの列車の発車時間までの約4時間です。富良野では、北の国から資料館、フラノマルシュ、無頭川モール、北海道の中心標等を見て「ふらのオムカレー」を食べるコースを設定しています。一筆書きにひとめぐりする予定でしたが、富良野の町は地図を見た限りでは判り易いのですが実際に歩いて見ると、たいした広いところではないのですが自分の今居る場所が特定できません。こんなはずはなかったのにと感の衰えに焦りました。でも、同行の妻にはそんな仕草は微塵も見せません。だまってついてこいです。妻は半そでのシャツでは日に焼けるから長袖のシャツを買ってくると言って目の前のスーパーに入ったきり出てきません。うーん、時間がないよー
 
  北の国から資料館は、駅前の右手の交差点の角の倉庫です。資料館に入るとドラマに出演したキャストの写真が掲示されています。こんなにも多くの出演者が居たんだど驚きました。撮影に使ったセットとか倉本聰さんの直筆の原稿、台本、衣装等が展示されています。富良野は「北の国から」の舞台がさだまさしが口ずさむメロディと共にそのまま街としてイメージされ観光客が訪れる美しい街です。     私のコンパスは、駅から始まるのですが駅前の商店街が駅に直角でなかった事と、昨年車で走った道路がだぶってしまった事がコンパスに狂いがでた原因です。富良野は三度目なんて安易に考えた事がそもそもの間違い。駅を出た時にしっかりと位置を確認しておくべきだったのです。
  その事はさておき、富良野小学校を目指します。 
  妻が買い物をしている間しっかりと私の頭のコンパスの狂いを修正を試みましたが悲しい事に一度狂ったコンパスは戻らないものなのですね。 

歩いているうちにそれらしいところに着きました。ホッとしました。ここが北海道の中心、富良野小学校の敷地内に中心標公園がありました。

写真を撮っていると、グランドの手入れをしていた職員のいや先生(?)かな・・・「中心標はこの丸い球のところですよ」と言ってシャッターうぃ切ってくれました。
   
   フラノマルシェはすぐ近くでしたがのんびりしている時間がありません。なんたって目的の富良野オムカレーを食べなくてはならないのですから。昼飯は「なんまら」のオムカレーと決めていたのですが店がどこあるのかさっぱり判りません。駅の近くの筈だったのですが。駅と思われる方角に歩きました。近くまでは来たようなのですが店が見つかりません。街の人に「なんまら」はどこですかと聞いたところすぐ近くでした。
ーなんまらのパンフにはこう書いてありましたー
「32種類のスパイスと富良野産玉ねぎ、人参
 、トマトを二日間じっくり炒めたカレーソースに鶏ガラ、豚ガラ、野菜のブイヨンを合わせました。富良野産の豚肉をアレンジし、ライスに豚そぼろを混ぜオムレツには豚串を添え、豚肉と地元野菜を使った豚汁とボリューム満点。富良野産の旬の野菜を使ったサラダも着けました。」本当に美味しいオムカレーでした。もっと食べたい、また食べたいと妻も言っていました
  オムカレーは満足でした。13:13の列車で中富良野に向かいました。乗車時間は10分です。中富良野で降りて、ここからラベンダーを見て歩きます。今回はラベンダーを見るためにこの時期に来たのですから。でもラベンダーの最盛期は7月中旬、真紫に染まったラベンダー畑を観る事は無理だと思います。ここには、佐々木ファーム、町営ラベンダー園、有名なファーム富田などラベンダー畑がありますので歩いて巡ります。時間は2時間から3時間かかる予定です。   
   中富良野駅で列車から降りてきょろきょろしていたら、ガイドのオジサンがやって来た。佐々木ファームに行きたいのですがと言うと案内図をくれて、親切にマーキングをしてくれた。   駅で教えられたとおりに跨線橋を超えて線路と平行して走る道路に出て、間もなく右折して急こう配の道路に入る。100mぐらいで家が無くなり山道に入る。近道ですから仕方ありません。さらに200mぐらい山道を歩くと、 彩香の里が見えてきました。妻はへとへとになりながらも追いかけてきました。 
  佐々木ファームは中富良野で最も広いラベンダー畑だそうで広さは6ha。映画「60歳のラブレター」のラストシーンのロケが行われたところですが、やっぱりラベンダーは一部ほんの少しを残して終わっていました。変わってサルビアやマリーゴールドが畑を美しく覆っていました。
  ただならない暑さです。妻はソフトクリームを私はちょっと失礼して缶ビールを飲みました。ビールがすごく美味しく感じます。列車での旅ですから許されます。売店の奥さんが天候不順を嘆いていた。昨日までは雨で大変でしたと。ラベンダーの時期を聞いたところ7月中旬が一番良いのですが、毎年違いますとのこと。今年は雨でどうしようもありませんでしたと。
  やっぱり、ラベンダーの最盛期に行ってみたい。今度は早々に計画を立てて訪れるのではなく、ラベンダーに合わせた旅行をしてみたいと思う。
 
     
  彩香の里佐々木ファームから先ほど登った坂道を下って、再び線路と平行して走るファーム富田につながる道路に出る。20分近く歩いて冬はスキー場になる町営ラベンダー園に着く。ここもラベンダーは 終わっていたので通り過ごす。。
町営ラベンダー園から10分少々歩いてファーム富田に3時ちょっと前に到着。ここではラベンダーの刈り取りが行われいました。他のラベンダー畑にはあまり観光客はいなかったのですが、ここは観光バスがひっきりなしに到着、出発を繰り返しています。中国からの観光客がめだちます。水が入ったポリバケツにあのガラス玉を落として飲む瓶詰めのラムネがやけに涼しそうに見えたので買って飲みました。カットメロン一切れ250円、2切れ450円なので2切れ買って得したような気分で食べました。メロンは甘かったです。メロンも食べたし後はラベンダー畑駅から「のろっこ号」に乗って美瑛の宿に行きます。  
  ラベンダー畑駅は季節臨時駅です。線路の脇に木製のホームが造られ乗客が乗降します。今年は簡単な待合室も造られてベンチが置かれていました。 16:38の旭川行きに乗車しまして美瑛に向かいました 
美瑛には17:19に着きました。夕日に照らされた美瑛の駅前はまさに絵に描いたような美しさです。公衆電話から宿に迎えを頼みました。宿の主人がワゴン車を飛ばして間もなくやってきました。   
  今夜の宿は「民宿陽だまり」です。美瑛の駅から車で5,6分の水上と言うところにあります。 じゃらんの宿検索で、写真を観てどんな宿なんだろうと興味が湧いて予約を入れた宿です。 
  宿について、すぐに風呂に入る。列車で揺られてきた身体にとって2日振りのお風呂は実に気分がよかった。さっぱりしたところで夕食を頂きました。大皿いっぱいに盛りつけれrた料理は、豚肉のソティ、ハンバーグ、エビフライ、ゆでじゃが、トウモロコシ、アスパラなど北海道が凝縮された感じで実に美味しかった。サッポロ黒生は最高に美味しかった。   
     
 
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